Deep Breath

Anything Goes

2016年上半期レビュー

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どうも久々の更新です。WIlliam & Maryでは一ヶ月ほど前からサマーセッション(夏の授業)が始まり、もうすぐそのセカンドタームが始まろうとしている。僕は、1st termのみ授業の履修をしていたため、前日テストを終わらせ、今はD.C.に住む友達の家に電車で向かっているところである。「2016年が半年が過ぎれば。留学が終わる」と今年の初めに考えた時は、それは遠い未来のように感じていたが、過ぎてみればあっと言う間だったという感覚しかない。この一年間、大変なこと、つらいことを含めて、本当に沢山のことがあったが、なんとかやりきることができた。こんなことを言うと、研究者の方々に怒られだが、少しだけ勉強と研究の魅力について気がつき、それらに熱中することの楽しさを体感することができたのは僕の留学生活における最大の財産である。(しがない学部生の戯言だと思って多めにみてください笑)

 
勉強・研究
留学前には、「開発社会学とそれに合わせる形でリサーチの手法を学ぶ」という意気込みを持っていたが、春学期にリサーチアシスタントをやる中で、社会学という学問が扱う対象のレベルと自分が解明したいと思うそれの間に少しずれがあるように感じた。そういう気持ちを持ちながらもたまたま友達に履修した「社会心理学」の授業では人間の心を扱う心理学という学問は、自分の本質的な探究心から生まれてくる問いを明らかにするものであるとわかり、その時から社会学ではなく心理学を軸に扱っていくことに決めた。取り組むものを変える時というのは不安と迷いがつきまとう。「もう勉強したくないというのは、努力不足からくる不満なのではないか」「この学問を続けた先にきっと何かがあるのではないか」しかし、よく考えると僕が心理学という学問をする場合、こうしてうまく自分の過去を生かしながら、過去を否定しない形で、そして過去の上に積み上げていく形で今できることを必死に頑張っていけばいいのではないかと思う。
 
内面的な変化
少し前までは、自分の調子に合わせて気持ちが揺れ動いてしまう傾向があった。うまくいくときは、自分の能力を過信し、逆のときは諦める道を選ぼうとしてしまう。プライベートで問題ががあれば、そちらに意識を取られてしまい、やるべき仕事に集中できなくなってしまう。しかしながら、こうした悩みや成功体験に縛られてしまうのは、結局のところ”今”に集中できてないからではないだろうか。禅には「一息(いっそく)に生きる」という言葉があり、それはひと呼吸する瞬間を一生懸命に丁寧にいきなさいという意味である。過ぎた過去を悔やんでも過去は変えられませんから、私たちは「今」を生きるしかない。過去に1人悩んでいても仕方がないのだ。このように心がけるようになってから、自分の気分の良し悪しに限らず、集中できる機会が増えた。残り半年も謙虚に今やるべきことをやるということを胸に頑張りたい。
 
健康
昨年の9月から今年の初めくらいまでほぼ毎日激しい腹痛で苦しんでいた。日本の病院で診断されたように僕の腹痛はストレスや冷えによるものだと思っていたが、どんなにそれらを気をつけても改善の余地がない日が続いた。春学期になり、このままでの状態ではどうしようもないと思い、図書館に行って、栄養学やパブリックヘルスの文献を読みあさったり、大学のカウンセラーに相談しながらなんとか自分の心身を健康な状態にして、勉強に打ち込めるようにはならないかを考えた。すると、知識が増えていくと同時に体が状態が少しづつであるが改善していった。これからも睡眠、栄養、運動は大事だと思うので、引き続き勉強を続けていきたい。
 
 
運動
ランニングは10km、20km、スイムは2km程度ならきちんとやりきることができる体力がついてきた。帰国後のレースが楽しみ。