Deep Breath

楽しさとは何なのか?

何者(2016)★★★★☆


【あらすじ】

就職活動の情報交換のため集まった大学生の拓人(佐藤健)、光太郎(菅田将暉)、瑞月(有村架純)、理香(二階堂ふみ)、隆良(岡田将生)。海外ボランティアの経験や業界の人脈などさまざまな手段を用いて、就活に臨んでいた。自分が何者かを模索する彼らはそれぞれの思いや悩みをSNSで発信するが、いつしか互いに嫌悪感や苛立ちを覚えるようになる。そしてついに内定を決めた人物が出てくると、抑えられていた嫉妬や本音が噴きだし……。

【感想】
映画の評価自体は決して高くないが、それはただ単に主人公のひねくれてる性格が自分にあてはまっているからなのか、それとも自分とは遠い世界で共感できないせいなのか。簡単に主人公のことを説明しておくと、冷静に分析をしようとする拓人は夢物語ばっかり語る人が嫌いで、客観的に他人を評価できていると思いこむ役になっている。そして彼は本気で夢を追い続けていることを冷めた目で見ている。僕は未だに就活らしい就活をしていないけど、映画の主人公のように何か人がうまくいったり本気で何かをやろうとしている人たちのことを良いとは思わない気持ち悪い人たちがいるということを、19の時に知った。大学受験が終わって、僕の当時仲が良かった友達の携帯を借りて調べものをした時に、「国際教養大学 fラン」とググった履歴があるのを見つけてしまった。大学に入ってからそういう人たちはいるようで、根も葉もない噂を流されたり、陰口叩かれることもあった。どうやら、自分が本気で熱を持って取り組んで、成果を出すことが嫌な人たちというのがいるようだ。しかし、結局のところ、こういう口ばかりの人間や他人の粗探しをしている人たちというのは、言ってみるならば、もはや自分が演じたいキャラを演じることができないと思っている。つまり彼らは何者にもなれないのだ。僕は、彼らが人の粗探しをしてそれを飲み会で言い合ってる間に、何倍も努力して誰も生み出したことがないアウトプットを出していこうと思うし、彼らのように自らの肩書きで鼻高く自慢げに生きるのではなく、むしろ所属していた組織や場所が自分を自慢するくらいの存在になろうと本気で思ってる。あと、この企業に就職したら人生万々歳や大学は何歳に入学していつ卒業で、学歴は最低でも早慶以上みたいな基準って、あくまで多くの人が考える価値観であって全ての人が大事にしているものではない。物事に重さはない。ただその人が「重い」と感じているだけなのだ。なんだか、映画の感想というよりかは自分の考えを語ってしまったが、とにかくいろいろ考えてしまう映画なのでぜひみてください。主題歌は米津玄師なんですが、それもまた良いです!