Deep Breath

Anything Goes

【映画】モネ・ゲーム (2012)★★★★☆

【あらすじ】
美術学芸員のハリー(コリン・ファース)はモネの名画のニセモノを使った詐欺を思いつく。相棒PJ(キャメロン・ディアス)が絵画の所有者に成り済まし、ハリーは本物と見まがうような贋作を用意して標的の億万長者シャバンダー(アラン・リックマン)に近づく。しかし超天然のPJが次々と騒動を巻き起こし、シャバンダーが別の絵画鑑定士を呼んだことで、成功間違いなしのはずの計画は予期せぬ方向に……。

【感想】
多くの作品においてコリン・ファースはクールで有能な役のイメージがあるが、それをうまくコメディで利用した作品。本作品においては、彼は真面目で有能であるが、そういう部分があるせいでなかなか思うようにいかない部分を彼の元のイメージに合わせて製作していることから、配役に関して言えば素晴らしいと思う。アメリカと英国のカルチャーギャップの面白さという構造はコーエン兄弟らしい知的な捻りを感じられたが、もう少しそのカルチャーの違いを出して欲しいかなと個人的に見ていて思ったので、星は4つとします。ただ、「コメディで何がおすすめ?」と聞かれた自分はこれを勧めるくらい笑える映画でした!明後日は、アメリカを舞台にしたあの野球映画を紹介します。